「聖マルティンの家」 の 2024年

ここ数年、世界中を席巻したコロナから、

やっと「聖マルティンの家」の皆も開放されたか?と思い始めた矢先、

仲間との別れや、戦争のニュースで悲しみにスタートした昨年。

しかし、学校へ通学が始まったり、パン工房を始めることになったりと、

嬉しいニュースも飛び込んで・・・

 

新たな日々に向けて、エルピス会は、皆様とともに「聖マルティンの家」を見つめ続けます。

 

※画像はクリックで拡大します


2024年12月5日(昭子さんからメール)

 

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 112日は死者の日(日本でいえばお盆)

  特にこの3年間に亡くなった方がいる家は、故人が好んだ料理で飾られたテーブルを準備して亡くなった方を迎えます。

  この日はどの家であっても戸が開いていたら訪問してお祈りすることができます。

  というよりたくさんの人、特に子供が祈りに来てくれることを待っています。

  私たちも理学療法士の両親が続けて亡くなられたのでお祈りにみんなで行きました。

  帰りにはその家の人から感謝の気持ちを込めたクッキーや小さなパンなどが入った袋をいただきます。

 

 その次の日113日は私たちの家の26回目のお祝い日聖マルティンの日です。

  この日に3時間ほどかかる村にいるファビオ神父様の教会を訪問する計画でいたのに、

  23日間も続いた道路封鎖のストが終わらずこの遠足は急遽中止になりました。

  みんな残念がっていますがどうしようもない事です。

 

 1118日はダウン症のパオラちゃんの33歳の誕生日。

 

 

 

 23日日本文化交流フェスティバルが開かれました。

  今年は日本人移住125年目そしてコチャバンバ移住110年という記念すべき年でお祝いも盛大で、

  Boliviaの日本大使夫妻、領事も参加されました。

  私たちの為にも特別に配慮してもらい、入り口の両側に、

  飲み物、サンドウィチ、抹茶シフォンケーキ、日本のこけしや日本人形、折り紙のイヤリング等々、

  所持している日本的なものを売って約3人分の給料を払えるほどの収入を得ることができました。

  その上うちの為の献金まで集めてもらい感謝の1日でしたが、

  夕方6時頃から雨が降り出し大急ぎで物、机を車に積みずぶ濡れになってテント片付けをして、

  逃げるように会場を後にしましたが2人は風邪をひいてしまいました。

  とても忙しく写真を撮れるような余裕がなく、家の子供たちや職員は載っていませんが、

  フェスティバルの様子を見てください。

 

 私の部屋のすべてのスペースはあらゆる鉢で埋め尽くされていますがこれはマルガリタの趣味です。

  いろいろな花が咲き心を落ち着かせてくれます。

   今年初めてサルの尻尾と言われるサボテンの花が咲きました。

 

 ポトシ県にあるエミリオさんの畑のジャガイモの種まき風景

  車も入らない山の上。2頭の牡牛が畑を耕す。収穫の時には私たちも手伝い?に行こうと夢見ています。


2024年10月22日(昭子さんよりメール)

 

さて今月のニュースは1013日に行われた今年2回目となるバザーです。

 

そのために3日前に2組に分かれ、1組は豚4匹の解体。

 これは危険が伴うのでエミリオさんが中心となって4人の大人で。

 もう1組は生きた40羽のニワトリの寄付をもらいに行き、それを皆で手分けしさばきました。

 大人も子供たちも毎年の行事なので段取り良く手伝いも上手になって、

 1時ごろまでに無事ケガすることもなく終わることができました。

 皆、お腹をすかせていたので昼食も瞬く間に終わりました。

 

ところが豚の鳴き声にビックリしたのか、

 出産を控えていた親豚がその日の夜に6匹の丸々太った元気な子豚を産んでくれました。

 

当日13日は天気もまあまあ、

 13人の神学生も朝5時からテント張りなど手伝ってくれ良いスタートを切ってくれたのですが、、、

 この日はあちこちで多くのイベントが行われていることがわかり、あまり人が集まらず、

 20年以上もバザーをしてきた中で最低の売り上げになってしまいました。

 残った料理を安く売ったり、他のイベント会場に売りにも行くなど職員も頑張ってくれましたが、

 それでも残ったものは冷凍して1週間もそれを食べているところです。

 でも悲しんでいる私たちの事を神様は1回も見捨てたことはありません。

 2日後にシスターたちがたくさんの寄付金を持って来てくれました。

 それで今回も希望通り1か月分の全出費額ぴったりの金額を銀行に振り込むことができました。

 めでたし。めでたし。。

 

 

 

1つ書き忘れてました。

1015日は障がい者の日です。

多くの人たちが彼らに良い意味で気持ちを寄せてもらいたいと願う日です。

私たちの住むティキパイヤ市でも彼らの為にささやかな催しが開かれました。

本当の意味で彼らの事を思って支援してくださっている皆様方に感謝も込めて ・・・


2024年9月30日(昭子さんよりメール)

 

9月の第1日曜日はBoliviaの国中の歩行者天国の日です。(0時から夕方6時まで。)

 普通は青空が広がるのですが、今回はベニ県やサンタクルース県などが大火事で、2か月も続く大火事で空はどんより。

 それでもこの日は皆が一番楽しみにしている1日です。

 道路いっぱいにみんな遊んだり食べたり。

 今年私は皆と歩かず、畑でとれたアスパラガスを、

 歩くのが困難になったホセ君とグラシエラちゃんと3人で道路に座って売りました。

 勿論すぐ売り切れましたよ。

 

9月18日に敏子さんがBoliviaに着いたのですが、

 途中でスーツケースが着かずサンタクルースに2日間足止めされ心配していました。

 が、今回は無事スーツケースが遅れて届き安心しました。

 彼女は以前紛失した経験がありあきらめていましたが、見つかってよかった。

 

③ROSMERYの30歳の誕生日7歳でうちに来てもう23年。

 その時の事務員さんが彼女の親代わりのように今でも色々助けてくれます。

 今年もケーキを持って来てお祝いしてくれました。

 

早速敏子さんの要望で近くの公園に遊びに行きました。

 ほとんどが25歳から上の年ですが子供のようにはしゃいで楽しい1日を過ごしてきました。

 

畑は春でたくさんの仕事にEMILIOさん大変です。

 - 豚は11月7日に11匹の子豚を産みましたが今は7匹が順調に育っています。

 - 12日に新たに24羽の鶏を買ってきました。

   前回のは野生の動物に8羽ほど食べられてしまったので鶏小屋の穴をすべてふさぎました。みんな大きくなれ。

 - 庄司さんの寄付で網をいただき新たに大根を植える場所を広げました。もちろんこれもEMILIOさんの仕事です。

 - あちこちにいろいろな野菜の芽が出てきました。

   昨日27日に何ヶ月かぶりにやさしい雨が長く降り野菜たちがぐんと大きくなりますよ。感謝

   私の水やりも今日はお休みでこうやってメールしてます。


2024年8月31日(昭子さんよりメール)

 

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86日はBolivia199年目の独立記念日を祝いました。

私たちの家も市で行われる恒例の行進に全員参加しました(私以外)が、

毎年時間通りに始まらず、たくさん待たされるからと少し遅れて行ったら、

障がい者のグループはもう行進が始まっており仕方なくCapedisとして独立した形で行進しました。

それもまた目立って良かったかな。

 

 またこの日はRONALD君の28歳の誕生日でもあります。

  20歳まで生きられるかなと心配していましたが、前よりずっとたくましく生きています。

  私にはよくわからないのですが、ネットユーザーとしての仕事に専念してるようです。

 

 ここCochabambaでは815日はウルクピーニャ聖母出現の大きなお祝いで国内外から多くの巡礼者が集まります。

  私たちの家も毎年巡礼しそこでミサに預かりCAPEDISの保護を願います。

  15日当日は大群衆の為に歩くのも困難なので早めにみんなで行ってミサに預かりました。

  (残念なことにここの良い写真が1つしかありませんでしたね)

 

 10日ころから皆次々と風邪にかかり、

  長いこと家に閉じ込められていたので気晴らしに恐竜の公園に遠足に行きました。

  みんな20歳を過ぎていても子供のようにはしゃぎとっても楽しい1日を過ごして帰ってきました。

 

 畑はやっと少しずつ寒さも和らぎアスパラガスの収穫が始まりました。早速注文が入ってます。出来もいいです。

 

 畑の新入り。2匹の子猫と1匹の子犬みんな捨てられていたのを連れてきました。小さいのは皆かわいいね。

 

 畑の建物ももう15年以上経ちあちこちで修理の必要が出てきていますが、

  EMILIOさんはすべての事を器用に修理してくれます。本当に助かります。

 

 毎週の畑仕事 玉ねぎの収穫半分だけ済ませました。こうして働いた後みんなの食欲も上がります。

 


2024年8月13日(ご支援者様からメール)

※ボリビアへ訪問中のご支援者様からレポートが届きました!

 有難うございます!!

 

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今日はロシータの誕生日でみんなで畑の子豚のオーブン焼きとケーキでお祝いしました。

 

その時の写真送ります。


2024年8月5日(昭子さんよりメール)

 

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日本の異常気象のニュースに心痛めています。

どうぞくれぐれも健康に気を付けてくださいますようここでもみんなで祈っています。

 

さてBoliviaは今、冬、です。

ここの冬も今までより少し寒くなり、学校の冬休みが2週間だったのが伸びに延び1か月休みになったほどです。

やっと731日から2学期が始まりました。

ところが重油がなくなり、Bolivia中大型トラックの長い列ができました。ガソリンも。

その上、ドルがもうずいぶん前からBoliviaになくなったことも経済に大きな影響を与えて、

その抗議のストもBolivia中で起きました。

86日がBoliviaの独立記念日なので一旦ストをやめていますがそのあとまた何が起こるか皆心配しているところです。

ドルがないことで物価がどんどん上がっています。

 

重いニュースはここまでにして嬉しいニュースを。

 

622日にサンタクルースの日系人池田さんから毎年戴く米の寄付が届きました。

池田さんはもう畑を息子さんに譲っていると聞いていましたので、

今年のコメの寄付を受けるのはあきらめていましたのでとてもうれしかったです。

45キロ袋12俵と、日本米も1袋。

私も1年間日本米を食べてくださいと温かい言葉をいただき感謝です。

ちなみにBoliviaのコメの値段も倍になっています。

 

629日に浄水器の寄付が届きました。

ここでは水道の水をそのまま飲むことはせず、まず沸騰させますが、

この浄水器でもっと楽に水を使えるようになりました。

健康の面でも本当に助かります。

 

うちの庭に突然隣の家のインコが迷い込んできました。

人になれていてみんな大喜びで遊んでいましたが、やはり持ち主に返さなければいけないと、

木の上に乗せてあげると隣に帰っていきました。ほんの少しの楽しいひと時でした。

 

畑に行くのは皆の大好きな日 

できるだけ週に1日行くことを欠かさないようにしています。

昼までの時間は、毎週違ったそれぞれに合った作業を楽しくできるよう工夫して、

職員と一緒にしますので皆くたくたです。

待ちに待った昼食も畑からとってきたばかりの材料を使って皆で準備し薪で炊きますので、

一段とおいしく食の細い子もお替りをするほどです。

 

パンが2種類になって好評。

まだパン職人は雇っていません。もう少しうちの職員だけで頑張ろうと。材料費も皆値上がりしたので。

 

月に1回マリアルースの家に食べ物を持ってみんなで行き一緒にお昼を食べるようにしています。

 

 

お互いにとってとてもいい1日です。


2024年8月3日 (※ボリビアへ渡航したご支援者様よりレポートを頂きました!)

 

道路封鎖があって1日休みでしたが、昨日からパン販売再開でした。

いつもはドライバーさん兼業で、6時間かけて600個のパンを毎日焼いています。

科学的な材料が入っていないためお腹に優しいパンで、

上にチーズが少しのっているパンと全粒粉のパンの2種類を作っています。

パンはカペディスとアンチャスマッフの店頭販売と配達で日々完売。大人気です。

昭子さんはもっとたくさん作りたいと言っていました。

 

みんなの勉強風景も送ります。

 

写真を添付します。


2024年5月15日(昭子さんよりメール)

 

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今回はだいぶニュースの配信が遅れました。ごめんなさい。

 

カトリック大学の学生さんたちが時々ボランティアで子供たちと遊んでくれます。

 そして今回35秒の短い広告用ビデオを作成してくれました。見てください。

 

 

 

 グラシエラちゃん 23歳の誕生日を迎えました。

 CAPEDISに来た時栄養失調状態で25キロ位しかなかったのですが、今ではなんと63キロ。

 今度は減量に苦労しています。

 

③416日障がい者たちのボーナス支給金額をあげてというデモを計画し、

 何台かのバスでコチャバンバからも首都ラパスに向かいました。

 今回CAPEDISからは施設長ソニアさんとMargarita、パオラの3人が参加しました。

 ところがあっけなく道を封鎖され目的も達成できずに疲れて帰ってきました。

 原因の1つは、私たちには知らされないで主催者に政治的な他の意図があったようです。残念です。

 

④428日私たちの教会のお祝い日。

 子供たちも皆で街を練り歩くダンスを見に行き大満足で楽しい1日を過ごして帰ってきました。

 みんな興奮して話してくれました。ただ次の朝グラシエラちゃんの顔がはれ上がり大騒ぎ。

 すぐ近くの診療所に連れて行き約1週間ほどしてやっと腫れが引き、ほっとしましたが。

 

コロナ騒動の前私たちの家にリハビリをしに来ていた子が亡くなり、

 両親が彼の思い出を残す為に彼らの家に温水プールを作りました。

 そして、それを私達に使ってほしいと何度も電話が来て

 (うちにもリハビリ用温水プールがあるのですが)理学療法士と皆でお邪魔しました。

 とても広々とした素敵なプールでしたが、少し水が冷たくて全員を入れることはできませんでした。

 残念でしたが感謝してまた次回を楽しみに。

 

少し精神に異常のあるELENAさん、

 3、4月いっぱい前に入所していた養護施設に毎日通い掃除や他の職業訓練をしてきました。

 無事その期間を終え、51日からうちのパン屋で半日働くことになりました。

 精神が不安定な日などどこかにいなくなったりしますが、今のところどうにかやっているようです。

 応援お願いします。

⑦5月に入ると朝晩冷え込むようになりました。

 そして次々と風邪が我が家にも蔓延。街ではもう感染が広がっていたので心配していましたが。

 診療所の先生が見に来てくださったのと、

 うちでも職員が毎晩背中やのどのあたりにユーカリの木から取れた油を塗った甲斐があり、

 重症化することなくみな回復に向かっています。感謝

 

畑では寒さが増すにつれ、野菜の収穫が減ってきますが、家畜はなぜか子供を産む時期のようです。

 食用モルモットを6匹売った次の日、3匹の母親モルモットが計8匹の子供を産みました。

 食べさせる野菜が少なくなってきているのでまだお乳を飲ませているけれどまた母親を売りました。

 生きていけるか心配していましたが、大きなモルモットがいなくなったからでしょうか。

 かえってあっという間に大きく育っています。

 

 

 ⑧57日新月の夜、豚の子が10匹生まれました。母親は2度目の出産です。

 前回も今回もよく子供を世話して1匹も殺していません。

 生後3日後にエミリオさんが予防注射と鬼歯をペンチで切っている写真です。

 本当に彼は何でもやってくれ助かっています。

 

⑨Ancha sumajの店ででマルガリタが毎週木曜日野菜を売ってくれていますが、

 最近は日本の野菜がよく売れるようにその野菜の栄養分や料理の仕方などをtik tokなどで探して、

 お得意さんのグループに乗せてくれ、今ごぼうがすぐ品切れになっています。

 若い人は新しい案を持っていますから、店も畑も大助かりです。

 

マルガリタの育てているかわいいサボテンの花がとってもきれいに咲きました。

 

地鶏の少し大きめのひなを24匹買ってきました。順調に大きくなっています。

 たくさんのお得意さんが地鶏の卵を欲しがっていますので早く大きくなってみんなを喜ばせてもらいたいなー。


2024年3月31日(昭子さんよりメール)

 

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CAPEDISを応援してくださる皆さま

 

日本はいま春のいい季節ですが、花粉症で悩む方はつらいですよね。私もダメな1人。

さて3月のニュース。

 

33日は私の誕生日で喜ぶべき日なのですが、

 畑に泥棒が入りプレゼントをもらうべき私から物を盗んでいってしまいました。

 ただ、いつもだと私はほぼ確実に畑に1人でいる昼間の時間帯なのです。

 それこそCAPEDISで祝ってもらってたお陰で私の命も車も無事でした。

 不幸中の幸いとはこの事ですね。

 5か所のドアや鍵が壊されへやのなかはめちゃくちゃでしたが、

 少し金額の高い機械類などがある部屋だけには入ってなく、

 これも守護の天使がまもってくれたのでしょう。と皆で話しました。

 その日まではいつも1人で畑で寝ていたのですが、

 皆からもやめるようにとの忠告を受け入れ今はCAPEDISにいた2匹の犬を連れてきて守らせて、

 私は週に1回ほど寝ることにしました。

 こう言う事もあって2か所の管理は難しい。

 

310日は前年に比べ少し早めのバザーを決行。

 普通なら雨季もほとんど終わっている頃なのに、

 しかも土曜日は良く晴れたのに、日曜日は夜中から雨が止まず、

 少し小降りになったと思ったらまた降りこんなことが3度も繰り返され、

 仕方なく閉店時間を2時半にくりあげしなければならないバザーでした。

 それでも6種類の食事がすべて売り切れただけでも感謝です。

 その他今年は寄付金が多く集まり全収入は約2400㌦ほどになり、昨年より良い収入結果が出たのには驚きでした。

 職員が減った代わりに神学生や修道士さん、また、

 善意の日本人ボランティアさんたちの助けを受けた、とても良いバザーだったと後で思います。

 次の日、月曜日は晴天 なんでーーー。

 

パン屋さん頑張っています。

 バザーの日50個ほどの(4種類の)シフォンケーキを売り出しましたが皆売り切れました。万歳!

 聖週間、特に聖木曜日から、

 ここではビスコーチョという少し大きめの甘いパン(上に削ったココの実をまぶした)を食べる習慣があります。

 そのよい機会を逃すべからず、朝の5時半からパンつくり開始。

 安く売ったのにもかかわらず毎日の収入の5倍の利益でした。

 子供たちもみんな出来る場での手伝いをし、売り場にもみんな座って6時には完売しました。

 パンの周りには何十匹ものミツバチがその甘い匂いに誘われやってきました。

 その蜂に刺されないように恐る恐るの販売でした。写真撮り忘れて残念。

 

最後はちょっと心配なホスエ君。

 10日前ころからお尻が痛いと泣くようになり、

 近くの診療所に連れて行ってみてもらい薬も処方して飲ませてもよくならないので、

 今度は近くの市の病院に連れて行ったら即入院、そして手術と言われ、

 そのまま2時間ほどの手術。臀部にできた腫物の中の液体を今検査に出しています。

 3センチほどの傷口からまだ膿が出てますので退院はできません。

 ホスエ君は話すこともできませんし、動けないので24時間誰かが付き添わなければなりません。

 

 ただ、Capedisの職員は病院に行かせる訳にはいきませんので施設長と私で交代し、

 また以前働いた人でホスエの事を知っている人たちにお願いして毎日どうにかやってます。

 早く家につれてきたいのですがまだ膿が出ているうちは無理でしょう。

 早く回復するようお祈りください。

 

畑で今年初めてたくさんのカボチャが採れました。

 1つの大きさが30キロくらいあるのですよ。

 これもこの聖週間の時に食べる野菜で4つほどすぐ売り切れました。

 まだ畑には5つほどあります。

 ところが野ネズミがそれを食べ始め、残念ですがとうとう1つは豚のエサになりました。

 犬をCapedisから連れてきた代わりに、3匹いた子猫を2匹は知人に、1匹はCAPEDISに連れて行きました。

 

 そうしないと犬に食い殺されるからです。

 猫がいなくなったらまた野ネズミがこうやって野菜を食べる困ったものです。


2024年3月1日(昭子さんよりメール)

 

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22日、ホスエ君20歳と27日はシエロちゃん25歳誕生日。

 ここに来た時小さかった2人は、もう立派な大人です。

 特にホスエはこの家の責任者のようにいろいろとあったことを報告してくれるようになりましたね。

 シエロはいつも我が道を行くですが、しなくてはいけないことは手を抜くことなくやってくれます。

  ちなみにシエロの前にある大きなケーキはうちのパン屋で作った初作品。

 スポンジの柔らかさと味はOKただケーキを飾るクリームは失敗しましたが、

 でも上手にそれをカバーして素敵なケーキに変身。

 訓練しながら上達するのみ。次回をお楽しみに。

 

昨年夜間高校を卒業したELENAさん。

 精神がまだよい状態ではないこともあって、

 これを勉強したいといったかと思えば、次の日にはそれは嫌だと言い出したり、

 仕事をしたいと言うのでお手伝いさんのような仕事先を見つけ家の方も彼女の仕事ぶりに満足され、

 じゃあ来週からと話を付けた後行きたくないと言ったり。

 このままぶらぶらと過ごす生活に慣れさせるわけにはいかないので、

 彼女が以前生活していた養護施設に毎日8時過ぎに雑用の仕事に行かせ始めました。

 毎日違った仕事が与えられるようです。

 11時過ぎに帰ってきて自分で昼食を作って食べる。

 まだ始まって10日ほどですが、文句も言わずに今のところ頑張っているようです。

 1か月良い意味でこのリズムになれたら本格的に仕事に着かせることを念頭に入れながら観察しているところです。  

 

もう1人大変な少女は16歳の自閉症のアリソンちゃん、うちに来たのも14歳ころだったかな?

 とにかく犬猫のように自由に何もせずに生きて来たようで彼女も私たちも大変な毎日です。

 特に職員が変わってそれがとても彼女たちを不安定にしているようですがこれを乗り越えねばです。

 今回彼女だけを畑に連れて行き、ゆったりとした雰囲気の中で、

 しかも彼女の嫌いな仕事や食事つくりを一緒にやりました。

 見てくださいこの何とも言えない顔を。しかし最後までやらせました。

 食事も自分が作ったという満足感ですぐに平らげてしまいましたが、お替りするほど作らなかったのは失敗でしたね。

 

RONALDがメキシコに旅行に友達と行く計画を立てました。

 その前にみんなで行ってらっしゃいの昼食会をし写真を撮りました。

 

 彼の夢でうまくいけばアメリカまで行きたいとのことでしたが、メキシコだけで帰ってきました。

 2回目の外国旅行です。


2024年2月15日(昭子さんよりメール)

 

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2024年初め早々大地震という悲しいニュース、1月2日もしかり。

多くの亡くなった方々、家や思い出の品、そのほか沢山をなくされ、

今でも苦しんでおられる方々の為に、

遠くBOLIVIAからですが何時もお祈りを障がい者皆で続けています。

 

さて遅くなりましたがここのニュースを。

 

毎年のように職員の給料が上がることでCapedisの運営もどんどん苦しくなりますので、

 次々と職員の入れ替えをしています。

   11月に看護助士イサベルさんが夜の勤務に入りました。

   1月に学生のノエリアさんが夏休みの間だけという条件で昼の勤務に。

   2月から看護師助手のノエミさんが昼の勤務に入ってくれました。

   3人ともとても良い感じで若く新しい雰囲気になっています。

 

いまBOLIVIAは夏で時々強い雨が降り畑の草もアッという間にすごく伸びてしまいます。

 そんな時だからこそ畑仕事は多くなり、みんなで競争しながら草取りをし、楽しいひと時を過ごしています。

 写真がなくて残念ですがしっかり歩ける子たちは近くの森に入って薪集めをしました。

  

1月からパン屋さんでシフォンケーキを作って売っています。

 上村さんに日本で教えてもらってもう5年近くたってやっとそれが実を結びました。

 上村さん、ありがとうございました。好評ですよ。

 今インターネットで日本的な他の物を研究中です。

 

 ちなみに作っているのはEMILIOさんの2女のAMALIAさん20歳です。


2024年1月1日(昭子さんよりメール)

 

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29日朝から注文の3匹の子豚を殺し昼頃注文先に届けてきてやっと今年の仕事が終わりました。

さて今月は皆様にお届けできるうれしいニュースがいっぱいで嬉しいです。

 

①パン屋さん

 まだ専門のパン職人は雇っていません。

 うちの職員と子供たちが毎日好きなように入れ替わりで、できる所を手伝っています。

 クリスマスのクッキーやクリスマスの大型パン(パネトン)にも挑戦しました。

 まだ2軒ですが毎日届ける注文も来ました。

 来年は本気で職員を探さなければなりませんね。

 

②12月はホセ君パオラちゃんマリアルースそしてロサリオの誕生日が続きそれぞれにうれしい日を過ごしました。

 マリアルースは家に帰っているのでホセの誕生日にみんなで彼女の家を訪問し、一緒にお祝いしました。

 (写真がいっぱいになるので載せませんご了承ください。)

 

③ELENAさんが夜間の高校を無事卒業しました。

 彼女はつらい過去の出来事によって精神を病んでることもあり、

 卒業できるか最後までハラハラでしたがやり遂げた後のうれし泣き私たちも涙を誘われました。

 この経験が彼女の未来を大きく前進させますように。

 彼女は保母の専門学校に進みたいと言って私たちを驚かせています。

 皆様の応援をよろしく。

 

④RONALDも卒論無事合格。

 数人の大学の教授たちからも彼の頑張りに対する励ましと、

 感嘆の言葉が寄せられたと本人も嬉しそうでした。

 

⑤畑も久しぶりに16匹の子豚が無事クリスマス時期までにブクブク太ってくれ、年末最後の2週間は大忙し。

 3匹は2か所の修道院と1か所の神学校にお礼として差し上げ、

 他は皆無事にEMILIOさんのなれたさばきで処分されそれぞれの家に届けられました。

 それ以外に35羽の鶏と7羽の地鶏がみな注文を受け、

 EMILIOの奥さんが彼の子供たちの助けを受けてすべてさばいてくれました。

 

⑥Ancha sumajの店もこの時期に町の中心地で行われる様々な催しの機会を逃すまいと、

 時には土曜、日曜も店を開け頑張っていました。

 その中の1つに日本人会が主催した日本の文化の交流会にも招待され、

 家に有るすべての日本物を売りに出し良い収入を得ることができました。

 その他サンドウィチも100個ほどチーズいるパンなども300個と沢山の好評を受けることができました。

 

⑦どこでも同じだとは思いますがクリスマス前はたくさんの人やグループの訪問を受けます。

 私は畑の方に時間を取られていましたので1人1人にお礼を言う事はできませんでしたが、

 全ての善意ある方々に感謝いたします。

 これはここBOLIVIA の人だけの話ではなく、

 日本からもたくさんの方々の寄付が寄せられたとのメールを受けました。

 本当にありがとうございました。

 

2023年の世界情勢の悪化の為に2024年を皆が心配しながら迎えようとしています。

すべてを神様が喜ぶようにと考えながら過ごしましょう。

進んでよい年にするように